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2025.1.10 ブログ 当院職員が第2種滅菌技士の資格を取得しました

 1/6より新年の診療が始まり、最初の週は初診で2名の網膜剥離患者様の硝子体手術から幕を開けました。本年も当院らしいスタートとなり、今後は難症例の予定手術も多く控えております。

さて、このように当院は本年も手術治療に最も注力していく所存ですが、たくさんの手術において、良い視力という結果を追い求めることは当然として、まれな合併症であっても、問題が起きないようにすることが非常に重要です。

特に「眼内炎(がんないえん)」は、手術前後でバイ菌や異物タンパクなどの混入のより、目の中に高度な炎症が起こって、最悪は失明する恐ろしい合併症です。頻度は極めて稀ではありますが、完全に防ぐことができないため、手術の同意を得る際にも、本合併症に危険性については十分に説明させて頂いております。

当院はこれからも非常に多くの手術を担当するため、そのような眼内炎を「可能な限りゼロにすること」は極めて重要であり、開院当初から、北見赤十字病院滅菌部にご指導頂き、手術器具の滅菌業務に大変力を入れて参りました。

そしてこの度、当院職員齊藤が、「日本医療機器学会認定 第2種滅菌技士」の試験に見事合格し、資格を取得致しました!

本資格を持った手術室は主に総合病院などであり、大病院と遜色がない手術滅菌室を作るのは当院の目標の一つです。本資格は職員自身が取得したいと自ら立候補して合格しており、大変誇らしいことです。当院は職員の資格取得を全面的にサポートし、クリニックのより良い発展のために尽くしてくれる方を全力で応援します。これからも齋藤を中心に、手術器具の正しい滅菌洗浄法を徹底し、より安全で安心して手術を受けて頂ける環境をさらに整備していきたいと思います!