インフォメーション ブログ

2023.8.24 インフォメーションブログ 手術システムを大きく刷新致しました!!

開院から約3ヶ月が経ちました。久々のブログ更新となります。

開業日(2023/6/1)から本日(8/24)までに、1979名の新規患者様にご来院頂きました。多くの患者様にご期待頂いていると肌で感じており、待ち時間のできる限りの短縮に努めるなど、様々な改善を行っていく所存でおります。

さて、当院ではこの3ヶ月で、192件(白内障手術160件、網膜硝子体手術29件、その他【翼状片など】3件)を担当させて頂きました。硝子体手術には、網膜剥離などの緊急手術も含まれ、先延ばしにはできない疾患も、自院にて迅速かつ適切に治療することをモットーとして行なっております。

特に8月は100件/月に迫っており、9月以降は更に多くの患者様に、満足頂ける手術を提供できるよう、スタッフ一同システムの刷新を行っております。

その一環として、当院では、

両眼同日白内障手術

を導入いたしました。管内ではあまり無いようですが、本州や、札幌、旭川などでは一般的に広く行われている方法です(もちろん日帰りです)。

日帰り両眼同日白内障手術には、患者様とご家族にとって様々な利点があります。

手術に関わる通院を半分に減らすことができる(遠方から来院される方は特に)

手術のストレス(手術はどうしても緊張する)が1回で済む

元々近視や遠視、乱視が強い場合、左右バラバラの期間がなく、一度に両眼の度数をそろえられる

術後の制限(洗顔や洗髪など)の期間を大幅に短縮できる

○術後の点眼が左右同時に開始するので、わかりやすい

○通院や検査の回数が減るため、結果的に医療費が安くなる

一方で、いくつかの不安を気にされる方もおられますが、それについてはほとんど心配はありません。

・両眼同時だと時間がかかるのではないか?

→当院の白内障手術平均時間は片眼6~7分で、全く長くはない

・度数ズレの心配があるのではないか?

→最先端の正確な機器で測定してレンズ度数は決定しており、片眼でも両眼でも度数の変更は皆無

・感染症(眼内炎)などの危険性は?

→両眼同時に眼内炎を発症するリスクは極めて低い確率で、片眼なら安全というエビデンスに乏しい

ただし、全ての患者様に、両眼同時手術をお届けできる訳ではございません。

<両眼同日手術をお勧めできない場合>

×手術直後は見えにくいため、一緒に付き添ってお帰り頂けるご家族や知人の方がいらっしゃらない場合

×重症な成熟白内障、水晶体の皮や支えが弱いと考えられ、医師が片眼ずつ行う方が良いと判断する場合

手術日程、方法については、診察後に十分ご説明した上で、上記メリットと制限をよくご理解頂き、最終決定することとなりますのでご了承下さい。

さて、大きな刷新として、もう一つ目玉があります。当院の特徴である、

3Dデジタル手術装置の大型アップデート

を行いました!

これまで白内障手術のデジタルガイドシステム(VERION)は外付けで表示する仕組みでしたが、今回のアップデートで、データとして手術映像に直接表示されるようになりました。

(間にはさんでいたVERIONのシステムが内部に統合されました!)

今回のアップデートで、今まで以上に正確に、手術前に撮った画像を、手術画像に重ねて一致させ、手術中にそれをガイドとして表示することで、より高精度で、より早く、より美しい白内障手術が可能となります。

具体的には、

正確な切開位置のアシスト、水晶体前嚢切開の正確なサイズ、眼内レンズ固定位置の表示などです。

特に乱視用レンズに関しては、その方の乱視軸に合わせて、正確なレンズ固定が乱視を減らすのに最も重要なポイントになります。

(眼内レンズを固定する位置が1度単位で表示され、極めて正確性の高い固定を行うことができます)

当院では、乱視を軽減する眼内レンズを積極的に使用しており、これまでの使用実績は、全白内障手術中37%に乱視軽減レンズを用いております(8月は44%の実績)

白内障手術は一生に一度です。保険診療内でも、当院はできる限り乱視を減らすよう、これからも積極的に乱視軽減レンズを使用して参ります(患者様に費用の負担はございません)。

今回の大型アップデートでは更に、

○輪郭を強調するコントラストブースト:見えづらかった境目が強調され、より安全な手術が可能

○ブルーブースト:青く染色したもののみをより強調して、見づらい膜組織をより鮮明に映し出す

などの機能も追加され、以前のバージョンよりも格段に使いやすくなった印象です。

このアップデートについて、

オホーツク眼科は全国で3番目、北海道では初導入となりました。

このようなデジタル医療は、患者様自身はそれを分かりにくいと感じても、医療者側がしっかりと使いこなせば、結果的には患者様に大いなるメリットとなります。今後デジタル革新が益々進んでいく 眼科医療において、オホーツク眼科はその先頭に立って、デジタル化を進めて参ります。

なお、本アップデートの詳細は、10/6〜10/9に東京で開催される第77回日本臨床眼科学会 イブニングセミナーにて講演させて頂きます

(開業100年以上の歴史を誇る上越市の石田眼科医院四代目、石田学先生が見学に来てくださいました!!)