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2023.6.25 ブログ 白内障手術における乱視矯正の講演を行いました

札幌にて6/22(木)〜24(土)の日程で開催された全国学会、第38回白内障屈折矯正学会(JSCRS)学術総会にて、講演させて頂きました。

内容としましては、白内障手術における「乱視矯正」についてです。

白内障手術は、一生に一度(両眼1回ずつ)受けた時に入れた「眼内レンズ」でピントの位置や乱視の残りが決まってしまいます。北見日赤時代から、白内障手術で出来るだけ乱視を減らす取り組みを行ってきましたが、当院では更に磨きをかけて、手術中の「サージカルガイドシステム」を導入し、より正確に、乱視用眼内レンズ「トーリック眼内レンズ」を固定します。

(デモ画像ですが、眼内レンズにある・・・の印と、緑色のガイドのライン(8°)が一致しており、正確な眼内レンズの固定が可能です)

白内障手術では様々な特徴を持った眼内レンズが選択されますが、乱視矯正は術者のレンズ選択や、固定の正確さ、その他の手術中手技(切開位置の選択など)によっても大きく影響を受けます。

今回の講演座長の荒井宏幸先生(みなとみらいアイクリニック)は、「乱視撲滅党」の党首と仰っておりました。当院においても積極的に乱視の軽減に力を入れて、オホーツク地域により高品質の白内障手術を提供させて頂きたいと考えております。

なお、当院では様々な眼内レンズを使用しております(保険診療内のレンズでは患者様の手術負担額が増えることはございません)。

保険診療で用いることができるレンズの中でも、焦点深度拡張型レンズである「アイハンス(Jonson&Jonson社)」、分節型二焦点レンズである「レンティスコンフォート(Santen社)」など、遠方にピントを合わせても、近方もある程度の視力が期待できるレンズは、北見日赤時代同様、日常的に使用していきます。

更にこれらの乱視矯正版である、「アイハンストーリック」「レンティストーリック」なども積極的に用いて、乱視の軽減を目指します。

また、網膜剥離や増殖糖尿病網膜症など、眼底の疾患がある場合には、大径7mmレンズを選択することなどもあります。当院では、患者様のご希望や病状を丁寧に把握し、一人一人に最適なレンズ選択や手術選択を行い、最良の結果が得られるよう努めて参ります。